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詩を募集しています。受賞者には記念品
静岡県はばたく国文祭のプレ事業として、詩の公募を行います。
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2008/09/09 22:22 |
鳴家
鳴家(やなり)という言葉よりさきに
ラップ音という言葉を覚えてしまった。
部屋の片隅なにもないところで
ごく局部的に温度が上昇または下降し
はっきりと物質化したエクトプラズムがあらわれ
というような現象と一緒に覚えたのだったが、
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2008/07/18 17:53 |
おぼ針、すす針、貧針、うる針
ホデリはぼんやりと海を眺める。
眺めたであろう。
初夏の風に荒れる海を。
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2008/05/15 00:22 |
プルーフロック氏に贈る恋唄
↓少々ゆっくりバージョン(4:00)
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2008/03/18 05:43 |
ネジ台通り
サンバのリズムで彼女は案内する、
タ、タ、タ、ターンタ、
広がるフレアスカートは真っ赤、
熱気のみなぎる裏通りは、
これでも充分には裏でないらしい。
粘っこいグリースの臭い、
不意に鼻をくすぐる香ばしいコーヒー、
売り子の声、声、声、足音、足音、足音、
タ、タ、タ、ターンタ、
もしかしたらサルサのリズムかもしれないがよくわからない、
とにかく四拍子なのは確かで、
ネジ台通りにようこそ!
叫んでいるのは売り子だけではなくて、
叫んでいるのはネジ台通りのすべて、
緑、黄色...
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2008/03/15 05:01 |
濡れて候 2 または 女妖の九番目 というか「濡女」
闇に紛れてゆらり現れ。
夜だけ這い出る砂浜に見えぬ風紋。
太い蛇身にアンバランスな白い細首、
音も立てずに進む。
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2008/03/12 02:38 |
Dark matter, Black Hole
彼女は彷徨する
宇宙のもっとも昏い場所で
輝度分布と力学的質量分布の不一致を求めて
五次元を通り抜けるために
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2008/01/20 03:36 |
十九首−じゅうくしょう−
十九の生首がの、あったと申すよ。
小さな川のほとりにぢゃ。
昔お前がよく焼き芋を買った店の向かいぢゃ。
あのころお前はしじゅう鼻の具合を悪くしての、
あの店の裏手の病院に通った。
雑貨を並べた店先にの、
焼き芋を焼く大きな窯があったの。
覚えておるか。
そうか、覚えておるか。
あの店の前にの、
寺と塚があったのだ。
それが首塚ぢゃ。
今もある。
大きな塚一つと...
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2008/01/15 03:59 |
しりとり詩
種まきした朝
浅い海に干上がる
ガルシンの赤い花はどこに?
小憎らしいエビが
美がなんとかと解説する
スルメになっちまえ
前から後ろから
身体はがんじがらめ
ラメ散りばめて
馬手(めて)に拳銃 弓手(ゆんで)にナイフ
If I wish
修羅しゅしゅしゅ
主体という幻想よ
うようよ蠢く
めくるめく幻から
辛い現実を抽出せよ
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2008/01/12 02:40 |
羊の朝
羊たちが目覚めて草原をさまよう、朝の陽は山々にさして、青みがかったきみの虹彩に映るのは昨日落としたまま忘れてしまったきみの幼年時代だ、きみは蜂のように騒ぎながら羊たちと踊る、朝の食事の合図が聞こえてくるまで、それはいったいいつのことだろう、今は確かに朝なのに朝の匂いがするはずなのに、きみはどうして夜の髪を逆立たせているのか? 朝の草原に鮮やかな色彩はなく、きみはうすぼんやりとパステルカラーに溶けてゆく。
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2008/01/09 02:22 |
扉を閉めて
その扉は
鍵がなくても開くのです
もちろん
鍵を持っていても開きますが
鍵の存在を知る人は少ないのです
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2008/01/07 05:13 |
ルサルカが乙女に唄ふ唄
暖かきペチカの前に佇み、
爪弾くは古きバラライカ、
人の涙振り絞るその哀歌、
されど汝が知るは人の世の上澄み。
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2007/12/29 05:03 |
井のなかの
そう、あんなところを抜けてゆくんだ。
寝ぼけた猫に道を訊いたってだめだよ、
古いゴミ箱の脇にいるちっぽけな蜘蛛、
テレビの後ろの埃にまみれたカマドウマ、
そんなやつらだって実は道を知らないんだ。
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2007/12/15 00:28 |
ハッピーフレンドリー、アバンギャルド?
アウンサン・スーチーはインフルエンザ。
打ったわけではないから
選んだ臙脂は思うのだ
間質性っていうのはキアヌ・リーブスだったんだー
クラッシャージョウ以前のケータイ小説が
サービスチームです。
ジェイムス・ティプトリーめざせー!
すみません。
セーシュン小説?
育った子どもはさだいすきなひと
チャナメツムタケがつまらん・・・
できないように
特定保健指導機関なんか文句あっかー
になりたいのですがまだなれないので見習い
盗人猛々しいぜ
ネットの洗礼ハッピーフレンドリ...
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2007/12/11 23:53 |
キシキルリルラケが乙女に唄ふ唄
ぬばたまの闇の髪持てる乙女よ
汝が思ひ出の道をたどれ
我が元に来たれ我が元に戻れ
汝に相応しき唯一つの生を求めよ
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2007/12/07 13:55 |
何も考えないで書く小説1
「そろそろ赤くなったんじゃないか」
いたって不機嫌そうなサニの声が後ろで響いた。ぼくは朝食の皿を洗うのに忙しかったので、答えるのが面倒だったが、ともかく答えることにした。不機嫌なときのサニは引き潮のときのリュウノテより扱いづらいのだ。
「赤くなったって・・・何が・・・?」
「何がって」
サニの不機嫌な声はよりいっそう不機嫌さを増したようだ。どうもぼくは答え方を間違えたらしいが、会話を続けるためにはやっはり問いを繰り返すしかなかった。
「何がそろそろ赤くなったの」
「畑のトマトがだよ...
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2007/12/01 10:44 |
犬は女たちの夢
夜。家の外で犬が寝ている。そのそばに糸を引くピンク色の球体が落ちてくる。目を覚ました犬は突然墨色のシルエットになり糸にぶらさがって空を飛ぶ。飛んでいる犬は一匹ではなくて数十匹、ときおり糸が切れて何匹か落ちてゆく。犬は必死に糸にすがる、あれ、と思ったら犬と見えたのはみんな人間、それも女性で、糸にひかれてたどり着いたのは稲荷とおぼしき神社。参道のきつい階段をシルエットの女性たちが登ってゆこうとすると、鳥居の手前に屋台店を出していた年配の女性が「嫁入り前の娘がこんなとこにくるもんじゃない」と一喝する。...
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2007/11/26 18:30 |
九十億のそのつぎの
この惑星のこのあたりはそろそろ晩秋で
赤く色づきはじめたハゼの葉が
窓の外に揺れ
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2007/11/24 00:17 |
海は凪いで
しおからい空気が鼻腔をくすぐるので
目覚める
茶色く変色しているだろうごわごわの髪に
手をやりながら起き上がる
腰が痛い
かつての習慣を再現してもほんとに意味がないなと
ひとりごちてそれでも海水で歯を磨く
のどが渇く
まだいくらか淡水のストックがあるので
まだ生きられるらしいなとぼんやりおもう
今日も無風快晴で
航海日誌に書くべきネタはなし
というかそもそも航海日誌もなし
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2007/11/20 22:51 |
詩学社廃業の危機
日本の詩の一角を支えてきた詩学社という出版社がいま経営の危機に陥っている。こういうとき貧乏人はほとんどなんにもできなくてつらい。
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2007/10/16 03:13 |